8ヶ月の別離の後で復縁しました。(54歳・女性・フォトジャーナリスト)

私は彼とニューヨークの大学の寮で知り合いました。知り合ったきっかけは彼の誕生日パーティで、同じフロアーの端の部屋に住む彼の部屋に招待されたので、行くことにしたのでした。

 

彼は韓国からの留学生でした。

 

そして、私達は自然と仲良くなり、ボーイフレンドとガールフレンドの仲になりました。

 

そんな楽しい日々の真っ最中に、彼はグリーンカードのために、親が決めたアメリカ国籍を持つ、韓国人女性との結婚をしたのです。
私はもの凄いショックを受けました。
ショックだったのは彼も同じで、お見合いで結婚した後も、私のところにやって来ては、喧嘩の繰り返しをしていました。
結婚した彼と会うことは、不倫に繋がるからです。私は彼のことが許せませんでした。
結婚相手もキープしながら、私との関係も続けようとするその態度が気に入りませんでした。
そこで、きっぱりと別れることにしました。
住む場所も変えて、共通の友達も縁を切って、新しい生活を始めることにしたのです。
そんな日々が8ヶ月過ぎた頃に、電話がかかってきました。

 

それは彼からでした。私は彼に会う約束をしました。彼は、私を失ってから、初めて、私の存在の大きさを感じたらしく、そのことを、彼は両親に話をして、私の存在があるので、お見合い結婚した相手との関係が上手く行かない、つまり、相手に対して、愛情が持てないということを告げたそうです。
彼の両親は彼に私の存在があることを知りませんでしたので、相当驚いたようです。
そして、彼の想いを受け入れて、離婚に対して、話し合いをすることになったそうです。
愛情がないことを正直に話し、それ以上の結婚生活は無理だということを話したそうですが、相手の親がカンカンに怒ってしまい、二つの家族がぶつかり合うようになり、弁護士を立てて話し合いが続けられたそうです。
かれは、私がまだ一人でいるかどうかわからなかったけれども、私の居場所を突き止めるために、日本の実家に日本人の友達に頼んで、電話番号を知ることが出来たと言います。
彼の両親は、離婚については心配する必要はないから、好きな人のところへ戻ったほうがいいと言ったそうです。
そこで、私のところに電話がかかってきました。
彼は、失って初めて、どれだけ私のことを愛していたかがわかったと言いました。そして、また、チャンスを与えて欲しいと言いました。
私はかなり迷いましたが、よりを戻すことにしました。やはり、私にとっても彼の存在は大きな物でした。"